「週末のお見合い、正直地獄でしたよね…。」
ヨレヨレのスーツ、一度も合わない視線、こちらの質問には答えず一方的に続く自慢話。せっかくの休日に高いヒールを履いて出かけたのに、目の前のコーヒーが冷める頃には「早く帰りたい」としか考えられない。そして帰りの電車で、スマホの画面に映る「入会金」の明細を見て、「返してよ…なんでこんな人しかいないの?」と泣きたくなる気持ち、痛いほどわかります。
多くのバリキャリ女性が、「普通の人がいいだけなのに、その『普通』すら高望みなのか」と悩みます。でも、断言させてください。あなたの感覚は正常です。そして、相談所には本当に「変な男」も多いのです。
ただ、それはあなたが「売り場」と「見方」を少し間違えているだけかもしれません。相談所は「完成品」を買う場所ではなく、「ダイヤの原石」を仕入れる最高の市場です。
この記事では、あなたのその鋭い審美眼と広報スキルを活かして、誰も気づいていない「原石男子」を見つけ出し、自分好みの最高のパートナーに仕立て上げる「プロデュース型婚活」の極意をお伝えします。
なぜ相談所には「変な男」が多いと感じるのか?(バイヤー視点の分析)
まず、あなたの「ろくな男がいない」という感覚が、決してワガママではない理由を、バイヤーの視点から解説しましょう。
市場の原理はシンプルです。「コミュ力が高く、清潔感があり、年収もそこそこ」という、いわゆる「完成品男子」は、アプリや職場恋愛、あるいは相談所に入った瞬間に秒速で売れていきます。 私たちがデパートのセール初日にワゴンを漁っても、いい服が残っていないのと同じです。
つまり、あなたが検索画面で目にしている、あるいは週末にお見合いしている男性たちは、必然的に「売れ残った店頭在庫」である可能性が高いのです。
しかし、ここで大事なのは「なぜ売れ残っているか」です。
- 致命的な不良品: 性格が悪い、モラハラ気質、借金など。
- 加工前の原石: スペックや性格は良いが、外見やコミュ力が壊滅的にダサい。
相談所には、この両方が混在しています。あなたの優秀な「違和感センサー」は、この両方を敏感に察知して「変だ」と警告を出しているのです。ただ、そのセンサーで「完成品以外は全部NG」としてしまうと、永遠に在庫切れの棚を見続けることになります。
「完成品男子」と「原石男子」は、婚活市場において競合関係にあります。 レッドオーシャンの完成品を奪い合う泥沼の戦いから抜け出し、誰も見向きもしないブルーオーシャンの原石を拾い上げる。これが、賢いあなたが取るべき戦略です。
競合不在のブルーオーシャン!狙うべき「原石男子」の3つの特徴
では、具体的にどんな男性が「買い」なのでしょうか。絶対に狙うべき「原石男子」の3つの特徴を紹介します。
1. 仕事はできるが服がダサい
これが最高です。仕事ができる=経済力と論理的思考力がある証拠。服がダサいのは、単に「興味がない」だけです。服なんて、あなたが選んで着せ替え人形にすれば一瞬で解決します。むしろ、変なこだわりがない分、あなたの好みの色に染めやすい最高の素材です。
2. 女性慣れしていない(目が合わない)
お見合いで目が合わないのは、あなたに興味がないからではなく、緊張してパニックになっているだけです。これは「浮気のリスクが極めて低い」という誠実さの裏返しでもあります。このタイプは、一度心を開くと、あなただけを大切にする忠犬になります。
3. プロフィールの文章が堅苦しい
「当方は〜」「〜所存です」といったビジネスメールのようなプロフィール。多くの女性は「堅そう」と敬遠しますが、これは「真面目」の証明です。嘘がつけず、誠実に情報を伝えようとする姿勢は、結婚生活において最も信頼できる資質です。
生理的に無理?を切り分ける。「磨けば光る男」を見抜く検品リスト
「頭ではわかるけど、生理的に無理なものは無理!」
その気持ちもわかります。そこで、バイヤーとして「仕入れてOKなもの」と「返品すべきもの」を切り分ける検品リストを作りました。
ここで重要なのは、「清潔感」と「身だしなみ」を混同しないことです。 清潔感(体臭や肌の質感)は生理的な領域ですが、身だしなみ(服のサイズや髪型)は単なる情報のノイズです。
婚活バイヤーのための検品リスト:許容範囲vsNG範囲
| チェック項目 | 判定:仕入れOK(改善可能) | 判定:即返品NG(改善困難) |
|---|---|---|
| 外見・衛生 | ・髪がボサボサ、眉毛が未処理 ・服のサイズが合っていない ・眼鏡が指紋だらけ |
・耐え難い体臭、口臭 ・爪が黒く汚れている ・歯がボロボロ(治療していない) |
| コミュニケーション | ・緊張して声が小さい、目が合わない ・会話の間が悪い、沈黙が多い ・自分の話ばかりしてしまう(緊張) |
・店員への態度が横柄 ・こちらの話を否定から入る ・デリカシーのない発言(容姿批判など) |
| 価値観 | ・デートプランが立てられない ・お店の予約を忘れる |
・金銭感覚が極端にケチ、または浪費家 ・「女はこうあるべき」という偏見 |
左側の「OK」項目は、あなたの広報スキルとプロデュース力で、すべて解決できます。 これらを理由に「ナシ」判定していたなら、あなたはダイヤの原石を自ら捨てていたことになります。
広報スキルをフル活用!交際中の「リブランディング(改造)」戦略
原石を見つけたら(仮交際に進んだら)、いよいよあなたの腕の見せ所です。仕事で培った広報・PRスキルをフル活用して、彼をリブランディングしましょう。
1. ユニクロ同行で「スタイリング」
まずはデートでユニクロに行きましょう。「私が服を選んであげる」と言うと角が立つので、「私、メンズの服を見るのが好きなの。着せ替え人形になってくれない?」と可愛くお願いするのがコツです。
そして、試着室から出てきた彼を「え!すごい!足長く見える!」「今の服より絶対こっちの方がカッコいい!」と全力で褒めちぎります(加点法)。 男性は単純なので、褒められればその気になって買ってくれます。
2. 美容院指定で「パッケージ変更」
髪型は商品のパッケージです。「私の通っている美容院、メンズカットも上手で評判なの。一度行ってみてほしいな」と予約して送り込みましょう。美容師さんには事前に「爽やかにしてください」と伝えておけば完璧です。
3. 広報マインドで「伝え方改革」
彼が気の利かないことをしても、ダメ出し(減点法)はNGです。「なんで予約してないの?」ではなく、「この店混むから、次は予約してくれると嬉しいな(予約してくれたらあなたはもっと素敵な男になるよ)」と、未来のメリットを提示して行動を促すのが広報の手腕です。
まとめ:運命の人は「見つける」ものではなく「育てる」もの
「ろくな男がいない」と嘆き、スマホの画面をスクロールし続ける日々は、もう終わりにしましょう。
あなたのその厳しくも確かな審美眼は、完成された商品を批判するためにあるのではありません。泥にまみれた原石を見抜き、誰よりも早くその価値に気づき、世界に一つだけの宝石に磨き上げるためにあるのです。
次のお見合いでは、相手の「欠点」を探すのではなく、「ここを直せば化けるかも?」「このスペックでこのダサさは、逆に狙い目かも?」というバイヤー視点で接してみてください。
運命の人は、どこかに落ちているものではありません。あなたの手で、育て上げるものです。
自分が手塩にかけて育てたパートナーは、誰よりも愛おしく、そしてあなたを決して裏切りません。さあ、最高傑作を作り上げるプロジェクトを始めましょう。
[参考文献リスト]

